月曜日の保育園(2)
2009-04-21


とは言え、現状が幼い子どもたちに大きな負担を強いていることも確かです。ではどうしたら事態を改善できるでしょうか。大人が善かれと思って実行していることが裏目に出ているのです。そこさえ気づいて改めれば、問題はあっという間に消えてなくなります。ちょっと工夫するだけでよいのです。
 疲れているのは子どもだけではありません。大人も毎日の仕事で疲れています。長時間に及ぶ労働が続き、あるいは神経を使う仕事があって多くの大人が疲れを感じています。にもかかわらず子どものためだと思うと、大人はつい無理をしてしまいます。普段、子どもに済まないとか悪いと思っているので休日はどうしても欲張ってしまうのです。だからまず無理を止めることです。
 そもそも子どもが望んでいるのは、何時間もクルマに乗ったり電車に揺られたりして大きな遊園地に出かけることではありません。おもちゃ売場の雑踏の中で時間を過ごすことでも、きれいな景色を見ることでも、知らないレストランで食事をすることでもありません。大好きなお父さんやお母さんと一緒に過ごす、そのことを願っているのです。お父さんやお母さんと気持が通じ合う、肌を触れ合う、肉声を聞く・交わす、そういった時間を求めているのです。
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