○オランダ苺--夏便り
2009-06-20


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木苺をご紹介したので、最後に栽培用の普通の苺にも触れておきましょう。野性の苺に対し、江戸時代に長崎のオランダ商館を通じて到来したヨーロッパ系の品種はオランダ苺と総称されるそうです。小石川の植物園辺りで栽培されたのでしょうか。それにしても畑に植える草本性のものまでバラ科に分類するのはいかがなものでしょうか。違和感を覚えるのは素人だからでしょうか。
 収穫を終えた苺の根元からは新しい茎が元気よく伸びて、その先に節ができ根が出て新しい苗が誕生します。そしてその先にまた茎が伸びて、同じように少し小さめの苗ができます。農業技術指導員によると、この茎は匍匐茎(ほふくけい)と呼ばれ、来年用には二番目にできた苗を保存して使うとよいそうです。今年のごつごつした太い苗も一番目の大きな苗も処分します。理由は病気の遺伝を防ぐためです。
 こうして我が家では、苺の苗は30年以上も前から自前のものを使っています。素人ですから店先に並ぶような立派な大粒のものは数えるほどしか収穫できませんが、無農薬有機栽培の苺づくりを楽しんでいます。

  一粒の苺を分ける兄おとと  まさと
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