■焼け太り--新釈国語
2009-07-04


火災による被害にもかかわらず、却って被災の前より経済的に裕福になること。火災に見舞われると火元か類焼か、全焼か半焼かの程度にかかわらず甚大な損失が発生するため再建には多額の費用と時間および精神的な負担を強いられる。ところが中には損失や被害の額を上回る保険金や補償金などを手に入れて新築や再建築を果たすことがあり、傍目には多くの面でむしろ以前より豊かになったとさえ思われる例まで出てくる。この表現にはこれを使う側の僻目(ひがめ)も含まれていることに注意しなければならない。
[日本語]
[一日一語]

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