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植物の茎が支柱に巻きつきながら伸びていくことを回旋(かいせん)と称し、右巻きするものと左巻きするもののあることが知られている。今日の写真では無理だが、昨日の写真には回旋の様子がはっきりと写っている。朝顔の蔓は左巻きの代表選手と言えるだろう。
俳句の世界では朝顔と言えば、花は大輪・葉は三裂と相場が決まっているとか。しかし今日までの写真を注意深く眺めると、そう単純なものではないことが分かる。江戸時代以来200有余年にわたって交配を繰り返した結果が今の朝顔である。多くの人が花びらの色と形のみに注目して交配を行ったせいだろう。葉の形についても花びら以上に様々なものがあって楽しめる。(了)
朝顔や少しの間にて美しき 才麿
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