ブログの中断が28ヵ月を超えた。理由は触れないが、いぶかしく思われた方、写真の手配でお困りになった方など少なからぬ方々に影響を及ぼしたことも確かだ。つい先日まで何も知らずに過ごしていた。今となっては不明をお詫びするしかない。
だが、この間ずっと気にかかっていたのは米国在住・ヒロ田中さんのことである。ヒロさんが小生のオクラの記事に目を止められ、ご自分の体験や彼の地の調査で判明したことなどをわざわざお知らせくださったのはブログが中断する少し前、ちょうどお彼岸の終りだった。
日本はまだオクラの季節には早かったので「夏が来たら公開して、せっかくの知見を多くの方に知ってもらいましょう」と約束したところで中断となってしまった。我ながら全く不甲斐の無いことをしたものである。
では前口上はこのくらいにして、以下にヒロ田中さんのご教示を転載する。長文なので切りのよいところで2つに分け、それぞれ見出しを付けた。略地図の赤い●印は米国に移住したヒロさんがオクラと遭遇するテネシー州メンフィスの位置である。
(1)米国にもオクラがあった ?!
たまのまさと 様
北カロライナ州シャーロット在のヒロ田中と申します。南部生活約30年になります。オクラに関する文章を楽しく読ませていただきました。
時効ですから言ってしまいますが、1981年の夏までオクラは日本独特の季節野菜だと思っていました。夏の料理屋や居酒屋などで出されるあのシャキシャキ、ヌルヌルの突き出し。とりわけ旨いものとは思いませんでしたが、ビールが旨い夏が来ると枝豆などとともに懐かしく響くコトバでした。
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