○白梅日記02
2010-01-04


 今日は多くのサラリーマンにとって初出勤の日でした。暖房完備の人々と違い、私たち野に立つ白梅の生活はエコそのものです。かの菅原道真公が「東風吹かばにほひをこせよ…」と詠んだ1100年前の昔と何ら変ることのない生活を続けています。そのために開花時期も一定しないのです。

 人間は数十年しか生きられないと思うからでしょうか。懸命に毎日毎年を規則正しく同じリズムで過ごそうと、せっせと化石燃料を消費したりエコだ何だと資源の使い捨てに精を出しています。一日働けばその分だけ勤め先に利益をもたらさなければならないと焦ってクルマに乗ったり、電話をかけたりしています。

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 朝から日射しの少ない寒い一日でした。雨もとんと降りません。もしかしたら昨日より蕾が小さく閉じて見えるかも知れません。違うのは空の色くらいなものです。人間に生まれていたら、こんな日は何と言い訳をするのでしょうか。
[季節の言葉]
[短歌]
[花]
[写真]

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